2025年6月6日
2025年4月の中古車輸出台数、4.4%増の14万7283台 一部航路の輸送費下落が追い風
日本中古車輸出業協同組合(JUMVEA、佐藤博理事長)がまとめた4月の中古車輸出台数(車両価格20万円以上)は、前年同月比4.4%増の14万7283台となり、3カ月連続で前年を上回った。年明け以降、新車販売台数が回復し、中古車の下取りや買い取りの発生量が増加。輸出の勢いも増している。一部の航路での輸送費の下落も追い風となったもようだ。
上位20カ国中14カ国が前年実績を超えた。2月上旬に自家用車などの輸入禁止が解かれたスリランカには2909台(前年は7台)が出荷され、禁止前の市場規模(3千~4千台)に迫った。
仕向け地別では、アラブ首長国連邦(UAE)が同38.2%増の2万6148台で、7カ月連続の1位。2位のロシアは同19.4%減の1万6157台。国内の車需要の落ち込みが響き、5カ月連続のマイナス。5位のチリはコンテナ価格の下落が輸出を後押しし、同15.6%増の7331台と伸長した。
対象者 | 自動車業界 |
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日刊自動車新聞6月6日掲載