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2025年5月19日

〈人とくるまのテクノロジー展2025横浜 各社出展概要〉(上)海外勢の最新技術が一堂に

 21日に開幕する「人とくるまのテクノロジー展2025横浜」(自動車技術会主催)では、サプライヤーらが電動化やソフトウエア・デファインド・ビークル(SDV)、先進運転支援システム(ADAS)、エネルギー関連といった技術や製品を出展する。

ロバート・ボッシュ
 自社開発のSoC(システム・オン・チップ)搭載の新世代の前方・側方レーダーを日本で初展示する。コックピット&ADASインテグレーションプラットフォーム、eアクスルなどを披露。SDVをはじめ幅広い分野で全9テーマのプレゼンテーションを実施する。

ヴァレオ
 SDVエコシステムなどを軸に展開。最新世代の拡張ディスプレイ「パノビジョン」は、仮想浮遊イメージと拡張現実ヘッドアップディスプレー(HUD)を組み合わせ、視線をそらさずに済む。スマートeドライブ6in1は内部油冷と外部空冷を組み合わせた革新的な冷却設計。

コンチネンタル
 SDV技術やサイドウインドーをエクステリアディスプレーへと変換する技術、ADASポートフォリオ、EV向けセンサー群、将来のブレーキシステムを通じ「路上からクラウドまで」のモビリティの進化に貢献するソリューションを披露する。各種プレゼンテーションも予定。

シェフラー
 主題は「モーションのシナジー化、パートナーシップの強化」。ヴィテスコ・テクノロジーズとの合併で拡充した製品群を披露する。7製品以上が日本で初登場。複数のドライブシステムの電動化・インテリジェントアプリケーションに焦点を当てた8製品群も展示する。

ボルグワーナー
 電動化およびハイブリッド技術の最新成果を紹介する。日本初展示となる改良型両面冷却パワーモジュールは、インバーターの主要なコンポーネントとして、効率の向上と小型化に寄与する。LFP(リン酸鉄リチウム)バッテリーシステム、eクーラーなど主要技術も展示する。

マーレ
 〝真のティア1サプライヤー〟としての戦略ソリューションを発信する。「電動化」「熱管理」「高効率で持続可能な内燃エンジン」の3つの戦略分野に焦点を当てた最新製品を展示する。SCT電動モーターなどを日本初披露するほか、自然界の形状にヒントを得たバイオニックデザインのコーナー、講演も予定する。

TEコネクティビティジャパン
 ハイブリッド・電気自動車(EV)向け研究開発で業界をリード。パワートレインや補機システム、バッテリーシステム、充電インレットを網羅するEモビリティ関連をはじめ、低圧回路コネクタ、次世代のアーキテクチャーを支える接続ソリューション、自動運転を実現するデータコネクティビティ関連など幅広くPRする。

dSPACE
 SDV開発のスピードを加速するソリューションなどを披露する。開発から統合・検証までをクラウド上でスムーズに実施し、ハード完成前でもソフトの統合検証を可能に。マルチロケーション開発に対応し、クラウド上で開発環境やソフトウェアを共有し、グローバルな多拠点開発環境を支える。

アンシス・ジャパン
 人工知能(AI)での研究開発期間半減やスマート製造、EVにおける車両コンセプト設計・開発・製造のシームレスな連携、ADASや自動運転システム開発の効率化、仮想化技術(デジタルツイン)、次世代のエンジニアの育成などを訴求。

AWS(アマゾン ウェブ サービス)ジャパン
 初出展。DX(デジタル・トランスフォーメーション)で実現するクルマの進化、クルマを取り巻く社会・サービスの進化、モノづくりの進化という3つの視点で展示や講演を企画する。生成AI活用や、自動車ソフト開発最前線、製品設計における開発環境最適化と開発スピードの向上ソリューションなどを展示。

アナログ・デバイセズ
 自動車の電装化と製造プロセスの高度化を支える多彩なソリューションを提供する。製造工程と開発工程の2テーマに分け、高品質化と高効率化に向けたソリューションをデモと展示で紹介する。高性能・高精度インピーダンス・アナライザーや超低ノイズDC/DCコンバータなどを披露する。

カテゴリー 展示会・講演会
対象者 自動車業界

日刊自動車新聞5月19日掲載