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2018年2月13日

福井の豪雪、自動車業界にも広く影響

4日からの大雪が福井県内の交通に今もさまざまな影響を及ぼしている。これまでの積雪は平年の6倍を超え、地方気象台によると積雪が130センチメートルを超えたのは1981年の「56豪雪」以来37年ぶりという。

県内を走る列車やバスが次々と運休、航空機も欠航したほか、雪に埋もれた自動車内で一酸化炭素中毒による死亡事故も起こった。
県内新車ディーラーにも影響が及んだ。トヨタカローラ福井(田中森社長)では、従業員の安全を最優先し8日は全店休業とした。福井トヨペット(浮田啓三社長)も、積雪の多かった嶺北地区7店舗で同日の休業を決めた。また、同社と福井トヨタ(福田竜一社長)は、10~12日に予定していた合同の展示販売イベントを取りやめた。ネッツトヨタ福井(中道正康社長)は、スマートフォンアプリ「LINE」の登録ユーザーに「渋滞中の車の中にいる方へ」と題した、一酸化炭素中毒やエコノミー症候群への注意喚起を行った。
また、福井県中古自動車販売商工組合(JU福井、松本富男理事長)は、6日開催予定の中古車オークション(AA)を中止。出品予定車両約320台について、事務局らによる懸命な除雪作業を行ったが、5日晩から6日朝にかけての豪雪によりAA開催を断念した。
9日以降の降雪は緩やいだが、自動車流通への影響はしばらく続きそうだ。

日刊自動車新聞2月10日掲載

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
対象者 自動車業界