2025年4月8日
F1日本グランプリ、レッドブル今季初優勝 注目の角田は12位
F1(フォーミュラワン)世界選手権の第3戦、日本グランプリ(GP)は6日、鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)で決勝が行われホンダとの提携が今年限りで終了するレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペン選手が今季初優勝した。日本GPからレッドブルに移籍し、注目された角田裕毅選手は12位だった。3日間で延べ26万6千人が熱戦を見守った。
レッドブルは今回、ホンダのF1初優勝(1965年)60周年を記念し、白ベースの日の丸を模した、日本GP限りの特別塗装のマシンで参戦。角田選手がステアリングを握ることもあってファンの注目を集めた。
優勝したフェルスタッペン選手は4年連続で日本GPを制した。今季第1、2戦は苦戦が目立ったが、日本GPでは予選でコースレコードを更新した勢いそのままに勝利した。角田選手はスタートから2つ順位を上げたものの、入賞を逃した。
日本GPが4月に開催されるのは昨年に続いて2回目。トヨタ自動車と提携するハースは、桜を模した特別塗装のマシンで参戦した。サーキット内の桜も見頃を迎え、国内外から訪れた観客を楽しませていた。
一方、乾燥した空気のせいもあってか、4、5日の練習走行と予選では、マシンから出る火花によりコース脇の芝生が燃えるアクシデントが何回か発生し、そのたびに走行が中断された。
日刊自動車新聞4月8日掲載