2025年4月4日
日本メーカー6社の2025年1~3月米国新車販売、4.5%増 3月は11.2%増 今後は追加関税の影響懸念
日本の自動車メーカー6社の1~3月米国新車販売は前年同期比4.5%増の149万7841台で、3年連続で前年実績を上回った。ハイブリッド車(HV)を筆頭に各社とも販売が好調で、トヨタ自動車は電動車の販売比率が5割を超えた。
トヨタは同0.9%増の57万269台だった。販売をけん引する30車種以上に及ぶ電動車で、販売の50.6%を占めた。ホンダも電動車が同77.7%増の11万22台と大幅に増えた。
収益面で苦戦する日産自動車も販売台数では同5.7%増加した。「キックス」「ヴァーサ」など小型車の販売が好調だった。スバルは同9.1%増、マツダも同10.2%増、三菱自動車は改良型「アウトランダープラグインハイブリッド」が好調で同11.4%増だった。
3月単月も前年同月比11.2%増の49万3702台と2カ月ぶりの増加だ。
今後はトランプ米政権による追加関税の影響が懸念される。価格に転嫁されれば販売が伸び悩む恐れもあり、今後の動向が注目される。
対象者 | 自動車業界 |
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日刊自動車新聞4月4日掲載