2025年3月13日
2025年2月の中古車登録・届け出台数、前年比5.7%減の52万403台 2カ月ぶりマイナス
日本自動車販売協会連合会(自販連、加藤敏彦会長)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協、赤間俊一会長)が12日発表した2月の中古車登録・届け出台数は、前年同月比5.7%減の52万403台で2カ月ぶりのマイナスとなった。前年同月は一部メーカーの出荷停止が響くなどし、消費者がすぐに購入できる中古車に傾いた。これにより、ボリュームが大きくなっていたため、反動減が生じたとみられる。足元の中古車需要は底堅いとみられ、年度末商戦の最後となる3月の動きに注目が集まっている。
24年2月はダイハツ工業で認証不正問題により、新車の生産や出荷の影響が大きくなっていた。多くの量販車を抱えるダイハツ車の供給が滞ったことで、中古車を求めるユーザーが増えた。中古車の登録・届け出台数(同7.0%増の55万1691台)も直近5年間で2番目に多い水準だった。ただ、同年3月は中古車の流通が不足気味になったことからマイナスとなっており、今年の動き次第では上回る可能性もあるとみられる。
自販連が公表した25年2月の中古車登録台数は同5.7%減の29万1573台で2カ月ぶりに前年実績を割り込んだ。車種別では乗用車が同6.2%減の25万5746台で、貨物車が同1.8%減の2万9609台だった。
全軽自協がまとめた2月の届け出台数も同5.7%減の22万8830台で2カ月ぶりのマイナス。乗用車は同4.8%減の18万5001台で、貨物車が同9.3%減の4万3829台だった。
対象者 | 自動車業界 |
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日刊自動車新聞3月13日掲載