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2025年3月11日

警察庁、免許の発行・更新休止 3月23日全国一斉に マイナンバーカードと一体化で

 警察庁は、運転免許証の発行や更新などの業務を23日に全国一斉に休止する。マイナンバーカードと運転免許証を一体化するシステム移行を行うため。2022年の改正道路交通法で規定を整備した「マイナ免許証」の運用を24日から開始する。

 24日からは①マイナ免許証のみ②マイナ免許証と免許証を両方所有③免許証のみ―のいずれかを選べる。自動車などの運転時には、免許証またはマイナ免許証のどちらかを携帯する必要がある。

 マイナ免許証のICチップに記録される情報は、マイナ免許証の番号や有効期間、免許の種類、免許の条件に関する事項、顔写真など。券面に免許情報は記載されないため「マイナ免許証読み取りアプリ」で読み取りを行う。

 運転免許センターなどで一体化の手続きを行うにあたっては、マイナンバーカードの「署名用電子証明書」の提出が必要となる。手続き前に6~16桁の署名用電子証明書暗証番号の準備が必要だ。

 マイナ免許証に移行することで、住所・氏名の変更手続きがワンストップ化され、市町村に届け出れば警察への変更届け出は不要となる。免許更新時の優良運転者講習または一般運転者講習を自宅などで好きな時間にオンラインで受講できるようになるほか、更新時の手数料は免許証と比べて安い。住居地以外の免許センターで行える免許証の更新手続き(経由地更新)が即日可能となり、申請期間も延長される。

日刊自動車新聞3月11日掲載