会員向けクルマ
biz

INFORMATIONクルマの情報館

自動車産業インフォメーション

2025年3月6日

日立など、停電時にEVからエレベーターに給電 大阪のマンションに導入

日立製作所や関電不動産開発(福本恵美社長、大阪市北区)などは、大阪府交野市の新築分譲マンションで、停電時に電気自動車(EV)からの給電などでエレベーターを利用できるシステムを導入すると発表した。災害時のレジリエンス(復元力)を強化する。

 総戸数、約380戸のマンションで、敷地内に設置している太陽光発電設備で発電した電力を、今回の「V2Xシステム」により、カーシェアリングサービスに使用するEVや蓄電池に充電。満充電後の余剰電力を共用部で利用することで、電力料金の削減にもつなげる。

 災害などで停電が発生した際は、太陽光発電設備やEV、蓄電池からエレベーターや共用部の一部照明・コンセントの電力を賄う。

対象者 自動車業界

日刊自動車新聞3月6日掲載