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自動車産業インフォメーション

2025年2月14日

日本メーカー3社の2025年1月中国新車販売、12カ月連続の前年割れ

日本の自動車メーカー3社の1月の中国新車販売は25万808台と、前年同月と比べ22.8%減だった。前年実績割れは12カ月連続。「新エネルギー車(NEV)」を中心に値下げ競争が再燃の気配を見せる中、厳しい状況が続く。

トヨタ自動車は前年同月から13.9%減の13万6500台だった。昨年末までの買い替え補助金の駆け込み需要からの反動と、新たな政策の様子見などによる買い控えなどが響き、3カ月ぶりに減少した。日産自動車は同30.7%減の4万5418台で、11カ月連続で前年割れ。ホンダも同31.8%減の6万8890台にとどまった。

 中国では旧型車からNEVなどへの買い替えを促す補助金が昨年終了したものの、1月には対象範囲を拡大し、実質的に延長されている。ガソリン車は2012年6月末、ディーゼル車は14年6月末までの生産車が対象となった。ただ、消費マインドが落ち込む中、どこまで需要を喚起できるかは未知数だ。

 

対象者 自動車業界

日刊自動車新聞2月14日掲載