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2025年2月7日

2025年1月の外国メーカー車販売、7.9%増で1年ぶりプラス

日本自動車輸入組合(JAIA、ゲルティンガー剛理事長)が6日に公表した2025年1月の外国メーカー車新規登録台数は、前年同月比7.9%増の1万4820台となり、ほぼ1年(13カ月)ぶりにプラスへ転じた。フォルクスワーゲン(VW)車が2609台(同51.7%増)と24年6月以来、7カ月ぶりに前年同月を上回ったことが大きかった。

VWは、24年7月に発表した「ゴルフ」「T―クロス」の一部改良車や、全面改良した「ティグアン」「パサート」などが24年末頃から入荷し始め、受注残の登録が1月に進んだ。VWは、日本への車両供給が滞るなどして24年7月以降、前年同月比で3~6割減という大幅なマイナスが続いていた。関係者によると、ドイツ本国で日本向けにソフトウエアや電装系の適合調整をするのに手間がかかっていたという。もともと登録台数ではメルセデス・ベンツ、BMWと並ぶ「御三家」とされる有力ブランドだったため、24年の外国メーカー車の新規登録台数が2年ぶりのマイナスになった要因の一つとなっていた。

 登録車全体に占める外国メーカー車のシェアは、同0.1ポイント減の6.2%だった。

 輸入電気自動車(EV)の販売は同2.5%増の1216台で、3カ月連続の増加だった。外国メーカー車に占めるシェアは8.2%(前年同月は8.6%)だった。

 日本車も含む輸入車全体では同23.7%増の2万2669台で2カ月ぶりの増。インド製のホンダ「WR―V」が好調だった。

対象者 自動車業界

日刊自動車新聞2月7日掲載