会員向けクルマ
biz

INFORMATIONクルマの情報館

自動車産業インフォメーション

2025年2月4日

2025年1月の国内新車販売、12.4%増で3カ月ぶり前年超え ダイハツの受注残解消

 2025年1月の新車販売(登録車と軽自動車の合計)は、3カ月ぶりの前年超えとなる37万6255台(前年同月比12.4%増)だった。継続生産車の法規対応が進み、ダイハツ工業が4万931台と登録・届け出を倍増させ、6カ月ぶりのプラスに浮上。軽販売も6カ月ぶりに前年を超えた。ブランド別でも過半のブランドが前年実績を上回った。

 危ぶまれていた継続生産車の法規対応について、ダイハツは9~11月にかけて既存車種を相次ぎ一部改良した。このため、1月は受注残の解消が一気に進んだとみられる。

 ただ、1月としては直近20年間で下から2番目の低水準にとどまっており、2月以降のさらなる回復が期待される。

 13ブラント中、8ブランドで前年実績を超えた。トヨタは12万234台(同14.3%増)。ダイハツからのOEM(相手先ブランドによる生産)供給車の納車が進み、3カ月ぶりに前年を上回った。

 日本自動車販売協会連合会(加藤敏彦会長)が3日発表した登録車の新車販売は23万8906台(同10.1%増)となり、3カ月ぶりに前年を上回った。普通乗用車は2カ月ぶりのプラスとなる14万8129台(同8.9%増)で、1月実績としては過去最高。小型車は3カ月ぶりの前年超えとなる6万8535台(同19.8%増)だった。

 全国軽自動車協会連合会(赤間俊一会長)が同日公表した軽の新車販売は、6カ月ぶりのプラスとなる13万7349台(同16.4%増)。乗用車は11万1541台(同20.9%増)と4カ月ぶりに前年を超えた。貨物車も3カ月ぶりプラスの2万5808台(同0.5%増)だった。ブランド別ではスズキが4万8643台(同6.4%増)、ダイハツが約2倍の3万8761台だった。

日刊自動車新聞2月4日掲載