国土交通省は、サイバーセキュリティー規制の対象に二輪車、側車付二輪車、三輪車を追加した。乗用車と同様に二輪車も電子制御による先進安全装置の装備が進む中、不正アクセスを受けるリスクが高まりつつある。特定改造などの許可制度で定められた「サイバーセキュリティの確保のための業務管理能力」などを義務化し、審査を個別に行う。新型車は２０２９年７月１日から、継続生産車は３１年７月１日からそれぞれ適用する。

　国連の自動車基準調和世界フォーラム（ＷＰ２９）で国連基準として成立したことを踏まえ、道路運送車両の保安基準を一部改正し、１０日に公布・施行した。

日刊自動車新聞1月15日掲載