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2025年1月15日

中国自動車工業協会が2024年の新エネルギー車(NEV)の販売台数が初の1000万台超えと発表

中国自動車工業協会は13日、2024年の電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)といった「新エネルギー車(NEV)」の販売台数が前年比35.5%増の1286万6千台だったと発表した。1千万台を超えるのは初めてで、新車販売に占める割合も4割を突破した。 全体の販売台数は4.5%増の3143万6千台。16年連続の世界首位で、2年連続で過去最多を更新した。NEVを除くガソリン車などは9.8%減の1857万台に落ち込み、日本勢は苦戦した。NEVのシェアは40.9%と、前年から9.3㌽上昇した。

 中国政府は24年に景気刺激策の一環として、NEVの購入促進キャンペーンを実施し、普及が一気に進んだ。NEVのうち、EVが15.5%増の771万9千台、PHVが83.3%増の514万1千台と急増した。

 23年に日本を超えて世界首位に躍り出た輸出は19.3%増の585万9千台。24年も1~11月の時点で日本を大幅に上回っており、中国がトップを維持しそうだ。同年12月の新車販売台数は前年同月比10.5%増の348万9千台だった。中国自動車工業協会は25年について、NEV販売が1600万台、新車全体が3290万台、輸出が620万台に増えると予想した。(北京=時事)

対象者 自動車業界

日刊自動車新聞1月15日掲載