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2025年1月09日

福祉タクシーの導入が2023年度末で5万2553台に

国土交通省は「福祉タクシー」の導入台数が2023年度末で前年度比7242台増の5万2553台になったと発表した。これらのうち「標準仕様ユニバーサルデザインタクシー(UDタクシー)」が同6436台増の3万9708台と7割を占める。

 「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」(バリアフリー法)に基づき公共交通事業者などから提出された2023年度の移動等円滑化に関する取り組みと実績の報告書を取りまとめた。

 国交省は、2025年度末までにUDタクシーを含む福祉タクシーを約9万台導入する目標を持つ。UDタクシーについては各都道府県におけるタクシー総車両台数の約25%を目標としている。

 このほかの公共交通機関におけるバリアフリー化の状況については、ノンステップバスが同1152台増の3万1269台、リフト付きバスなどが同183台増の847台、貸切バスが同72台増の1229台だった。国交省は、それぞれの車両などに策定した2025年度末の目標に向け「堅調に推移している」と説明している。

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
対象者 自動車業界

日刊自動車新聞1月9日掲載