2024年12月12日
日本自動車タイヤ協会 25年のタイヤ需要、横ばい見通し
日本自動車タイヤ協会(JATMA、山本悟会長)は11日、2025年の国内四輪車用タイヤ需要(メーカー出荷ベース)について、24年見込み値とほぼ同水準の1億157万2千本になるとの見通しを示した。このうち、新車用タイヤはメーカー生産の回復を織り込み、同2%増の3739万本、市販用タイヤは前年と同等の6418万3千本を見込む。ただ、コロナ禍前の19年比では11%減の水準にとどまる。
新車用タイヤのうち、乗用車用は24年見込み比で2%増の3135万5千本、小型トラック用は同5%増の477万8千本、トラック・バス用は同1%増の125万7千本とした。24年上期に生じた自動車メーカーの認証不正に伴う落ち込みからの反動を考慮し、微増と見立てた。
市販用タイヤのメーカー出荷は、品種別(乗用車用、小型トラック用、トラック・バス用)、季節別(夏用、冬用)のいずれも横ばいを見込む。
倉田健児専務理事は「インバウンドの好調などに見られるように、国内の経済活動はコロナ禍前を越える水準にあるが、自動車はまだ回復の途上にある。先行きが明るいものになると期待して25年を迎えたい」と話した。
カテゴリー | 白書・意見書・刊行物 |
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対象者 | 自動車業界 |