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2024年12月09日

ヤマトHD 言語対応AIで訪日客を案内、羽田空港で実証実験

ヤマトホールディングス(HD)と、人工知能(AI)の大規模基盤モデル(LLM)開発を手掛けるスパイラルAI(佐々木雄一代表、東京都千代田区)は、共同開発した多言語対応のAIキャラクター「ケンゾウ」の実証実験を羽田空港で開始した。

同キャラクターは、サイネージ(電子看板)に表示され、小型マイクを通して対話ができる。日本語のほか、英語と中国に対応しており、荷物発送の受付をはじめ、空港施設や電車案内などを訪日客向けに行う。期間中は、羽田空港旅客ターミナルの国際線手荷物カウンターに設置し、施設スタッフの業務を一部サポートすることで、業務負担の軽減を目指す。実証期間は12月8日まで。

ヤマトHDの齊藤泰裕イノベーション推進機能シニアマネージャーは「連携だけではなく、出資という形で事業成長を手助けし、物流の新しいネットワークを作っていきたい」と話した。同社はコーポレーションベンチャーキャピタル(CVC)の「クロネコイノベーションファンド(KIF)」で国内外のスタートアップ企業を支援している。

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
対象者 自動車業界

日刊自動車新聞12月6日掲載