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2024年11月26日

WRCラリージャパン2024 トヨタが逆転で年間王者に

世界ラリー選手権(WRC)最終戦となる第13戦「ラリージャパン2024」が24日に閉幕し、最上位クラス「ラリー1」でトヨタ自動車がワンツーフィニッシュを決め、マニュファクチャラー(製造者部門)で年間総合優勝を果たした。前戦まで首位だったヒョンデをわずか3点差で上回る逆転劇で、ラリーファンを大いに沸かせた。

4日間の最終戦を制したのはトヨタのエルフィン・エバンス選手で、今季初勝利を飾った。チームメイトのセバスチャン・オジエ選手は2位、トップカテゴリー唯一の日本人ドライバーである勝田貴元選手は4位につけた。チームオーナーの豊田章男会長も「さすがの僕でもコメントが出ない。感動という共感が生まれる。『ラリーって面白い』と思った人がめちゃくちゃ増えるはず」と感極まった様子だった。

愛知県と岐阜県を舞台に開かれるラリージャパンは今年で3年目。今大会では、3日目に岐阜県恵那市のコース内に一般車両が侵入して競技が途中で中止となるトラブルに見舞われたが、その後、道路封鎖などの対策を強化して競技が継続された。ラリージャパンを主催する豊田市は、2028年までの開催を決めている。

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
対象者 一般,自動車業界

日刊自動車新聞11月26日掲載