2024年11月22日
JR東日本など5社実証 駅前タクシー乗り場、混雑状況リアルタイム可視化
東日本旅客鉄道(JR東日本)、日立製作所、伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)、大和自動車交通、DXCテクノロジー・ジャパン(西川望社長、東京都中央区)の5社は、複数駅のタクシー乗り場の混雑状況をリアルタイムで可視化する実証実験を実施すると発表した。2022年度に続き行うもので、11月下旬~12月27日に、東京駅八重洲口・丸の内北口、新橋駅汐留口、品川駅港南口を対象として、可視化の効果を検証する。JR東日本が〝幸福な社会づくり〟を目指し立ち上げた「WaaS共創コンソーシアム」での取り組みという。
実証実験では、まずそれぞれのタクシー乗り場に設置されるカメラでつかんだ待機人数などから乗車までの待ち時間を割り出し、混雑状況を可視化する。この情報をナビタイムジャパンの総合ナビゲーションアプリ「ナビタイム」を通じタクシー利用希望者に伝え、混雑の少ない乗り場に向かう人が増えるかなど、行動変容を検証する。
JR東日本が実験事務局を担う。可視化システムはDXCテクノロジー、実験機器はCTCがそれぞれ提供。日立はアドバイザリーを務め、大和自動車はアンケート調査とシステム評価を行う。5社は「一昨年度の実証を踏まえ、新たな課題を検証する。今回の結果を踏まえて、社会実装の検討を推進していく」という。
カテゴリー | 白書・意見書・刊行物 |
---|---|
対象者 | 自動車業界 |
日刊自動車新聞11月22日掲載