自動車技術会九州支部は、鹿児島県との共催により鹿児島市内で「キッズエンジニアカゴシマin九州」を開催した。多彩な体験教室などを通じてクルマやエネルギー、ロボットなどの技術に触れてもらうことで、将来を担う子どもたちに、ものづくりの面白さを伝えるのが目的だ。県内で初開催となったキッズエンジニアイベントとあって、家族連れや学生グループなど多くの人が来場した。

今回のイベントでは鹿児島県自動車販売店協会や、かごしまモノづくり推進協議会などと協力して、体験教室以外にもさまざまなイベントを企画した。

キッズエンジニアin九州は、トヨタプロダクションエンジニアリング、日産自動車九州、本田技研工業熊本製作所、トヨタ自動車九州、ダイハツ工業、トヨタ車体研究所が主体となり実施した。電気で走るキットカーづくりなどを行った。また、カゴシマものづくり体験では地元企業が協力し、板金トラックの工作やシチズン時計の組み立てなどを実施した。キッズエンジニア、ものづくり体験とも事前申し込みが必要で、予約枠の3倍の申し込み希望があったほどの人気ぶりだった。

そのほか、鹿児島販協がクルマをはじめとする多様なモビリティ展示を行った。同支部は「多くの方々の協力により、子どもたちにものづくりの楽しさを知ってもらうイベントを開くことができて良かった」としている。