ホンダと鎌倉市は、由比ヶ浜海水浴場（鎌倉市）で「ホンダビーチクリーン活動」を実施した。今回の活動では、同活動の応援団長で一般社団法人「ＳＤ　Ｂｌｕｅ　Ｅａｒｔｈ　青い地球を育む会」のキャプテンのさかなクンも参加、海岸の清掃活動のほか、参加した子どもらに対象とした環境授業も行った。参加者は今回の活動を通じて、海洋ごみ問題や海の大切さなどを学んだ。

今年度最後となった同活動には、ホンダと神奈川県ホンダ会などホンダの関連企業などの従業員とその家族、松尾崇鎌倉市長ら鎌倉市民約２００人を含む約５００人が参加した。参加者は約１時間の作業で海岸のゴミや流れ着いた流木などを手作業で拾い集めた。また、ホンダが独自開発し、さかなクンが命名した砂と細かいゴミを効率良くふるい分けるツール「シャカシャカ」を使い、手で拾いきれない細かいプラスチックごみを見つけ出し、回収も行った。

さらに専用のサンドレーキを装着した全地形走行車（ＡＴＶ）で、手作業で拾いきれない砂下に埋もれたゴミを掻き出し拾い集め、整地。今回、小型電動モビリティ「Ｈｏｎｄａ　Ｍｏｂｉｌｅ　Ｐｏｗｅｒ　Ｐａｃｋ　４Ｗ―Ｖｅｈｉｃｌｅ　Ｃｏｎｃｅｐｔ（ＭＰＰ―４Ｗ）」を試験導入し、清掃活動のほか、参加者を対象にした試乗会も行われた。

さかなクンの環境授業では海岸に打ち上げられていたエイなどの湘南の海に住んでいる魚について、解説したほか、プラスチックごみによる海洋汚染などについても分かりやすく説明した。

日刊自動車新聞11月12日掲載