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自動車産業インフォメーション

2024年11月19日

福井トヨタと福井トヨペット 来年1月に合併

トヨタYOU&iホールディングス(浮田啓三社長)傘下の福井トヨタ(浮田愼太郎社長)と福井トヨペット(福田竜一社長)が、2025年1月1日に合併する。店舗網を拡大することで顧客基盤や経営体質を強化するのが狙い。同時に、自動車業界の環境変化に迅速に対応するには、2社の統合が最適と判断した。新会社が運営するのはトヨタ17店舗、レクサス1店舗、フォルクスワーゲン1店舗の合計19店舗で、福井県はもちろん、北陸地区で有数規模のトヨタディーラーが誕生する。

新会社の正式名称は「福井トヨタ株式会社」とし、福井県のトヨタディーラーであることを具現化した名称を採用する。2社の本社機能が集約された福井市下荒井町に本社を構える。現在の福井トヨペット「本店」は「二の宮本店」に、「敦賀店」は「敦賀駅前店」に、小浜店は「小浜インター店」に名称変更する。

このほか、福井トヨタの「大野店」を福井トヨペットの「大野店」と統合した新生「大野店」を発足する。新会社の誕生を機に、今後は人材、資金など経営資源の有効的な活用を図る。特に教育体制の強化に注力し、ユーザーへのサービス向上も目指す。

2社が傘下に入るYOU&iグループは、10年に福井トヨタと福井トヨペットが同一資本となって結成し、19年にグループ持株会社としてトヨタYOU&iホールディングスを設立した。同年には物流バックヤードの協業を開始、21年には坂井市にグループ協業店舗「トヨタダイハツショップ丸岡」を新設した。さらに23年8月には本社機能を集約するなど、合併に向けた体制整備を進めてきた。現福井トヨタの浮田社長は「どちらかが優位な合併でなく、互いの良い部分を生かし、時には新たな方法を模索しながら、理想的な姿を作り上げたい」と説明している。

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
対象者 自動車業界

日刊自動車新聞11月19日掲載