2024年11月19日
10月の国内電動車販売 10%増で4カ月連続プラス
10月の国内電動車販売(乗用車)は前年同月比10%増の18万7710台と、4カ月連続で前期実績を超えた。燃料高を背景に登録車、軽ともにハイブリッド車(HV)が増加し、全体の台数を押し上げた。一方で、プラグインハイブリッド車(PHV)と電気自動車(EV)は2桁の減少が続いている。
HVは同12.8%増の18万329台で4カ月連続の増加。登録車では、ホンダとスバルを除く全社で前年超えとなった。トヨタ自動車は「ヤリス」など3車種の生産を9月に再開したことを受け、同22.1%増と大幅に伸びた。10月に「CX―80」を投入したマツダも同27.1%増となった。マツダはPHV(同87.2%増)も新型車効果で大幅増となった。ただ、PHV全体では、同28.1%減と8カ月連続で前年割れだった。
EVで国内トップシェアの日産は、軽が4月以降、登録車は23年12月以降、前年比でマイナスが続く。登録車と軽の合計では同約5割の減少だった。輸入EVも同4%減だったが、比亜迪(BYD)の販売は同10%増(153台)だった。
カテゴリー | 白書・意見書・刊行物 |
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対象者 | 一般,自動車業界 |
日刊自動車新聞11月15日掲載