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2024年11月14日

日本自動車輸入組合 電動車イベント、一般向け初の同乗試乗会も

日本自動車輸入組合(JAIA、上野金太郎理事長)は15、16日に、東京・丸の内地区で輸入電動車の紹介イベント「JAIAカーボンニュートラル促進イベント イン東京」を開く。電気自動車(EV)など計46台が出展予定で、JAIAの電動車イベントでは過去最大の規模になる。また、電動車には欠かせない駆動用電池のリサイクルや充電関連事業の展示も目玉の一つで、インフラの整備やアフターサービスにつながる情報発信の場にも役立てる狙い。加えて、今回は一般客向けに初めて「同乗試乗会」も実施し、輸入電動車へのユーザーの関心を高めていく考えだ。

電池やリサイクル関連で出展するのはDOWAエコシステム(矢内康晴社長、東京都千代田区)、オオノ開發(山下裕二社長、愛媛県松山市)など。充電インフラ関連では、ベルエナジー(鈴木勝蔵社長、茨城県つくば市)やパワーエックス(伊藤正裕社長、東京都港区)などとなっている。各社はリチウムイオン電池のリサイクルの経緯を模型や動画で紹介したり、充電サービスを説明したりする。電動車の普及で、今後変わってくる整備についての情報を提供するなど、業界関係者にとっても新しいビジネスチャンスやヒントが得られる機会になりそうだ。

出展に協力しているのは、JAIAが車両の電動化対策として2024年度に新設した「賛助会員」の各社が中心で、現時点で13社が加盟している。加えて、今回は賛助会員ではないものの、エネオスもブースを設け、開発中の「ハイパワー充電器」の情報を初公開するという。

また、自動車評論家などが運転するEVに同乗して体感できるコーナーも16日のみ実施する。8車種を用意するが、このうち、メルセデス・ベンツ日本(ゲルティンガー剛社長、千葉市美浜区)が10月下旬に発売したばかりのEV「G580ウィズEQテクノロジー」を2台用意する。このモデルに一般客が試乗できるイベントは、国内初になるという。同乗試乗の受け付けは当日、丸ビル屋外スペースで行う。

カテゴリー 展示会・講演会
対象者 一般,自動車業界

日刊自動車新聞11月13日掲載