2024年11月05日
新団体「モビリティ・ラボ」発足 アフター市場活性化へ
自動車アフターマーケットの活性化を目的とした一般社団法人「モビリティ・ラボ」が発足した。整備工場や整備向けサービスを手掛ける事業者が設立したもので、流通業界で働く人の待遇向上やネットワークの構築などを重点項目に、会員制メディアを軸とした情報発信やセミナーを展開していく。代表理事には、整備工場向けにコンサルティングなどを手掛けるReplus(リプラス、東京都清瀬市)の小林保晴代表が就いた。小林氏は「アフターマーケット事業者が情報を仕入れ、サービスへ昇華させることができるプラットフォームを目指す」としている。
会員制メディアでは、小林氏を含む各分野の研究員が研究成果を発表する。集客や採用、生産性向上、労務管理など多岐にわたる内容とし、成功例だけではなく失敗したケースも含めて幅広く発信する。有料の「正会員」と「会員」の2種類で、正会員は記事の閲覧と投稿ができる。研究員に直接問い合わせることもできる。
優秀な研究については発表の場を設けるほか、「モビラボ大賞」などの表彰制度も実施する。このほか、共同での新規事業創出や一部研究員が提供するサービスを、安価に受けられる特典なども用意する。既存の組織や団体のものに比べ、安価にさまざまな情報にアクセスできるようにすることで、業界全体の持続的な成長と発展につなげたい考えだ。
研究員や役員は洗車・コーティング事業支援の本荘興産(岡山県倉敷市)の平井新一代表、コンサルティングのストラス(東京都新宿区)の山本裕次郎代表、ビズピット(大阪市淀川区)の小野健一代表、整備工場のツカサ工業(長野県大町市)の佐藤憲司代表、小野瀬自動車(茨城県ひたちなか市)の小野瀬征也代表、アミック(群馬県玉村町)経営管理部の川井智弘氏、採用支援の7Reasons(東京都渋谷区)の石川規貴代表が務める。
カテゴリー | 会議・審議会・委員会 |
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対象者 | 自動車業界 |
日刊自動車新聞11月5日掲載