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自動車産業インフォメーション

2024年10月25日

NAPAC 3事業部統合、意思決定は理事会に集約

日本自動車用品・部品アフターマーケット振興会(NAPAC、中嶋敬一郎会長)は、製品のカテゴリー別に分かれていた「ASEA」「JAWA」「JASMA」の3事業部を統合したと発表した。各事業部の意思決定機能は「NAPAC理事会」に集約する。同時に、3事業部が定めていた品質認定制度の運用などを引き継ぐ3つの「技術部会」と、加盟企業の商品の流通促進やモータースポーツ振興活動などを担う4つの「委員会」を設置。加盟企業が横断的に連携できる体制を整えるとともに、効率的な運営を実現することで、組織の基盤強化につなげる考えだ。

NAPACが22日に開いた総会で決定した。新体制に移行する背景には円安や資材高騰をはじめ、業界を取り巻く事業環境の変化への対応力を高める狙いがある。統合に向けた構想自体は以前から存在したが、こうした課題の鮮明化に伴い、議論を加速させたとしている。

NAPACは2004年に、「ASEA(オートスポーツ・アンド・スペシャル・イクイップメント・アソシエーション)」と「JAWA(ジャパンライトアロイホイールアソシエイション)」の2団体が統合する形で発足。22年に、当時の日本自動車スポーツマフラー協会(JASMA)が合流して以降、3事業部制で運営してきた。

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
対象者 自動車業界

日刊自動車新聞10月25日掲載