2024年10月22日
「国際航空宇宙展」 自動車関連企業も出展多数
「2024国際航空宇宙展」が16~19日、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開かれ、こうした分野への進出や事業拡大を目指す自動車関連企業からも多くの出展があった。車載部品で培った性能の高さや堅ろうさを生かし、オープンイノベーションを進める狙いだ。
初出展の沖電気工業(OKI)は、車載電子部品などの設計・製造受託サービス(DMS/EMS)やプリント基板など、過酷な環境に対応できる技術の説明とともに、コックピットディスプレーのデモ展示もした。京セラが出展した「ファインコージライト」は熱膨張係数が非常に小さく、過酷な環境下でも変形を最小限に抑制。光学ミラーや構造部品に使われている。開発中の高熱伝導材料部品は機器の高効率化や各種デバイスの高出力化に役立つ。
ジェイテクトは、ドローン(無人機)などエアモビリティ向けに、高耐熱リチウムイオンキャパシターを出展した。マイナス40~プラス85度の幅広い温度帯で使用でき、モビリティの小型・軽量化に貢献する。また、宇宙など真空環境での用途に貢献するソリューションとして、特殊環境用軸受けも披露した。
カテゴリー | 展示会・講演会 |
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対象者 | 一般,自動車業界 |
日刊自動車新聞10月22日掲載