2024年10月08日
関東トラック協会 事業者大会で法令順守シンポジウム
関東トラック協会(水野功会長)は、千葉県木更津市のかずさアカデミアホールで「第67回関東トラック協会事業者大会」を開催した。今年度は千葉県トラック協会(池田和彦会長)が幹事を務め、関東1都7県(東京、神奈川、埼玉、茨城、群馬、栃木、山梨、千葉)のトラック運送事業者が一堂に会し、物流の2024年問題のシンポジウムなどを開催して関係法令の順守徹底などを目指した。
冒頭、水野会長は「トラック運送業界はわが国の基幹産業だが、ライフラインとしての役割を担っているという事実が荷主や一般消費者に十分伝わってないと感じている。『物流の2024年問題』という逆境を好機と捉え、これまでの悪しき商習慣や取引環境を変革することが求められる」とし、課題解決に向けて協会員の一致団結を呼びかけた。
会は議長に千葉の池田会長を選出し、第66回事業者大会結果と要望活動報告について関東トラック協会の山﨑正専務が説明。大会宣言を千葉県トラック協会の前田貴昭青年部会部会長が発表、採択した。
シンポジウム「物流2024年問題を取り巻く諸課題について」では、敬愛大学特任教授の根本敏則氏を基調講演に招き、対応事例の発表では菱木運送の菱木博一社長、南総通運の今井利彦社長がそれぞれ自社の取り組みを発表した。記念講演では前千葉県知事の森田健作氏が「東京湾アクアラインについて」の演題で、当時のエピソードを披露した。次回事業者大会は25年10月に栃木県で開催を予定する。
カテゴリー | 会議・審議会・委員会 |
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対象者 | 自動車業界 |
日刊自動車新聞10月4日掲載