2024年10月07日
ヤマトHD 物流事業者にEV導入支援「EVライフサイクルサービス」開始
ヤマトホールディングス(長尾裕社長、東京都中央区)は、物流事業者などの電気自動車(EV)導入を支援する「EVライフサイクルサービス」を1日に開始したと発表した。各企業が掲げる温室効果ガス(GHG)の削減目標に合わせて、具体的な削減計画の立案やEVの導入などを手伝う。自社でEVトラックを配送事業に導入した知見を生かし、ユーザー目線での事業展開を目指す。
サービスは車両管理を手掛ける同社傘下のヤマトオートワークス(金井宏芳社長、東京都中央区)が提供する。EV導入や充電器の設置では、芙蓉総合リース(織田寛明社長、東京都千代田区)と組む。EVや再生可能エネルギーの導入による具体的なGHG削減効果を算出し、計画に適した車両の導入、充電器の設置工事や点検を一括して請け負う。2025年度末をめどに、電力使用状況の管理サービスやグループが保有する再生可能エネルギーの供給も始める予定だ。
まずは商用軽EVから取り扱いを始め、26年度中に3千台の導入を目指す。将来的には電池交換式EVの取り扱いや、車載電池の二次利用などの事業展開も見据える。
カテゴリー | 白書・意見書・刊行物 |
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対象者 | 自動車業界 |
日刊自動車新聞10月4日掲載