2024年10月02日
三菱ふそう EVトラックで停車中ワイヤレス充電、来年半ばから実証
三菱ふそうトラック・バスとダイヘン、三菱総合研究所(籔田健二社長、東京都千代田区)は、停車中ワイヤレス充電(WPT)システムの実証を2025年半ばから始めると発表した。環境省の助成を受け、26年度末までの実施を予定する。
ダイヘンが開発した出力15㌔㍗のワイヤレス充電システムを用いる。東武バスウエスト(金井応季社長、さいたま市北区)など、旅客・物流事業者の営業所に設置し、全国10カ所程度での実施を予定する。三菱総研は事業モデルの構築を、三菱ふそうはWPTシステムを取り付けた電気トラック(EVトラック)「eキャンター」の提供をそれぞれ担う。バスやタクシーでの実証では、他の自動車メーカーなどとの協業も視野に入れる。
ワイヤレス充電は、車両を決められた場所に停車するだけでケーブルを使わずに充電でき、利便性が高まる。実証では実用性や車両適合性、課題などを確認し、導入ガイドラインの策定につなげる。
カテゴリー | 白書・意見書・刊行物 |
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対象者 | 自動車業界 |
日刊自動車新聞10月2日掲載