ステランティスジャパン（打越晋社長、東京都港区）は２６日、ジープブランド初の電気自動車（ＥＶ）の新型車「アベンジャー」を発売したと発表した。全長４．１㍍とジープ最小のコンパクトなサイズで、取り回しの良さを訴求して幅広いユーザーの獲得を狙う。前輪駆動のみの設定で、満充電の走行可能距離は４８６㌔㍍（ＷＬＴＣモード）。

路面状態などに合わせて６つの走行モードを選択できる機能もジープの前輪駆動車で初めて搭載した。容量５４㌔㍗時のリチウムイオン電池を搭載し、モーターは最高出力１１５㌔㍗、最大トルク２７０ニュートン・㍍を発揮する。

価格は５８０万円（消費税込み）。ベース車にサンルーフやブラックルーフなどを採用した限定車「ローンチエディション」も１５０台限定（５９５万円、同）で発売する。

日刊自動車新聞9月27日掲載