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2024年9月25日

「ジャパンモビリティショー ビズウィーク」 開催まで1カ月

日本自動車工業会(自工会、片山正則会長)が企業向けに初開催する「ジャパンモビリティショー(JMS)ビズウィーク」まで残り1カ月を切った。すでに200以上の企業や団体が出展を決めており「シーテック」と合わせると出展は1千者を超える。産業の垣根を超えた事業共創の起点になるか。〝コンセプトカーがないモビリティショー〟の成否が注目される。

自工会は20日、JMSの開催プログラムの詳細を公表した。スタートアップ150社と大手を中心とした事業会社58社が出展し、各社の事業課題や解決方法を掲示する。自動車関連企業に加え、電気・情報、通信産業や建設など、さまざまな業種の企業が出展するという。自動車メーカーによる合同展示スペースには二酸化炭素(CO2)排出量削減のための多様な技術を採用した乗用車や商用車、二輪車を展示する。

大手とスタートアップの事業共創を促す企画も実施する。ショーの会期中にはリバースピッチイベントなどを行うが、会期前に各企業のシーズやニーズを把握できるようにオンラインプラットフォームを活用する。すでに546社が登録しており、20日からは同プラットフォーム上で商談予約などができるようにした。

また、自工会の正副会長・理事や有識者らがモビリティの課題を議論するトークイベントの内容も発表した。初日の15日には片山会長や日本自動車部品工業会の茅本隆司会長、グローバルモビリティサービスの中島徳至社長、ルービックの山中亨社長が「モビリティ社会実現に向けた共創やオープンイノベーション」について議論する。

自工会はJMSについて、今年から西暦の偶数年に企業向けイベント、奇数年に消費者向けイベントを交互に実施する方式に変更した。自工会は今回の企業向けJMSビズウィークで得た企業間のつながりをショー終了後も支援し、その成果を25年の消費者向けイベントのプログラムにも盛り込んでいく。

カテゴリー 展示会・講演会
対象者 一般,自動車業界

日刊自動車新聞9月24日掲載