2024年9月24日
初の「九州半導体産業展」 福岡市で25~26日開催
半導体に特化した九州では初めての展示会「第1回[九州]半導体産業展」が25、26日の2日間にわたり、マリンメッセ福岡(福岡市博多区)B館で開かれる。国内外の260社を超える企業・団体が最新の半導体関連製品などを出展する。そのほか、多彩な講師陣によるセミナーも実施する。TSMCの熊本進出を契機に半導体産業への期待が高まっており、この大型イベントも注目を集めそうだ。
展示会は、九州大学の安浦寛人名誉教授が実行委員長を務める[九州]半導体産業展実行委員会の主催。出展企業の取引拡大や地域における人材育成、サプライチェーンの強じん化などが目的だ。
会場には、半導体設計ツールや製造・検査装置など、半導体関連のさまざまな製品・サービスのブースが出展。来場者は、半導体を扱う関連産業の従事者や学生を想定する。主催者は期間中、5千人の来場を見込む。
セミナーでは、25日に福岡県が昨年8月に開設した「福岡半導体リスキリングセンター」の黒田忠広センター長(熊本県立大学理事長)らが講師となる。黒田センター長は「半導体と九州の未来」をテーマに講演する。26日には、ルネサスエレクトロニクス実装生産開発統括部の吾妻浩介ヴァイスプレジデントらが登壇する。吾妻氏は「人々の暮らしを楽にするルネサスの最先端パッケージング開発」と題して、実装技術開発と製造ラインの自動化・省人化開発などについて話す。そのほか、九州経済調査協会の岡野秀之常務理事兼事業開発部長の「シリコンアイランド九州のポテンシャルと未来」と題した講演などがある。
カテゴリー | 展示会・講演会 |
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対象者 | 大学・専門学校,一般,自動車業界 |
日刊自動車新聞9月19日掲載