会員向けクルマ
biz

INFORMATIONクルマの情報館

自動車産業インフォメーション

2024年9月18日

「学生フォーミュラ2024」 京都工芸繊維大学が総合優勝

第22回「学生フォーミュラ日本大会2024」(自動車技術会主催)が9~14日、愛知県国際展示場(アイチスカイエキスポ、愛知県常滑市)で開かれた。ICV(内燃機関)クラスの京都工芸繊維大学が総合優勝し、大会史上、2校目となる3連覇を手にした。

今年は、会場を静岡県小笠山総合運動公園(エコパ、静岡県袋井市)からアイチスカイエキスポに移しての初開催となった。総勢75チームが参戦し、このうちEV(電気自動車)クラスには21チームがエントリーした。

2連覇中の京都工繊大は連覇へのプレッシャーを跳ねのけて総合優勝を勝ち取り、上智大学が2006年~08年に達成した3連覇記録に並んだ。総合優勝回数では6度目と最多記録を更新した。

京都工繊大のチームリーダーを務めた長谷川拓登さん(3年)「本当に最高の気分だ。チームとしては4連覇を目指しているため、無事に次の代につなげられてひと安心した」と語った。総合2位は名古屋大学EV、3位は神戸大学だった。EVクラスは名古屋工業大学EVが制した。

学生フォーミュラ会議の加古慈議長は「1年という長い間、数々の難関をクリアしてこの大会にそれぞれのフォーミュラカーをデビューさせられたことは、(学生にとって)かけがえのない貴重な経験になったと思う」と語った。

来年の「学生フォーミュラ2025」では、EVクラスの参加チーム増に伴い、EVクラスとICVクラスで総合優勝を決める方式から、クラスごとに順位を決める方式に変更する。

カテゴリー 展示会・講演会
対象者 大学・専門学校,自動車業界

日刊自動車新聞9月18日掲載