2024年9月17日
石川トヨペットカローラ 出張展示会、地震の影響で1年8カ月ぶり
石川トヨペットカローラ(大森一志社長)はこのほど、新車や中古車、福祉車両、部用品など取り扱い商材の大半を集めた出張展示商談会「IPCフェア 秋の大商談会」を金沢市内の石川県産業展示館で開催した。これまで大商談会は年に複数回行ってきたが、コロナ禍や新車納期の長期化、能登半島地震の影響を受け、1年8カ月ぶりの開催となった。会場には子ども向けコーナーも用意。ファミリー層の姿も数多く見られ、期間中の来場者は3300人を超えた。
イベントでは約70台の車両を展示。14台の試乗車も取り揃えた。入場口正面には「クラウンスクエア」と称したコーナーを設置し、「クロスオーバー」「スポーツ」「セダン」のシリーズ3車種をPRした。「3車種が店舗に常時揃っていることはない」(担当者)という。そのため同イベントが車両の見比べだけでなく、試乗もできる絶好の機会となった。
また、カスタマイズブランド「モデリスタ」のエアロパーツを装着した「ランドクルーザー250」「ハリアー」「プリウス」なども展示。「アクア」「ルーミー」「シエンタ」といった即納車も展示し、9月決算期における需要喚起に努めた。
会場では福祉車両「ウェルキャブ」もPRした。同社はウェルキャブ専門店「モビリティパーク金沢」を構え、先月8月にはサブスクリプションサービスを開始するなど、高齢化社会における福祉車両の普及に力を入れている。今回のイベントでは車両展示のほか車イスを使ったデモンストレーションを実施。普段使いもできるウェルキャブの特徴を紹介した。
将来の車ファンを育てるコンテンツも多数用意した。トヨタ系レーシングチーム「トムス」の協力を得て「キッズEVカート」を実施。子どもたちがeモータースポーツを体験できる機会を提供した。また、ミニ四駆を親子で組み立てコースを走らせる「ミニ四駆コーナー」のほか、日本自動車連盟(JAF)石川支部は子ども免許証を発行するコーナーを設けた。
カテゴリー | 展示会・講演会 |
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対象者 | 一般,自動車業界 |
日刊自動車新聞9月17日掲載