出光興産　千葉に使用済みプラ再生施設新設へ

出光興産は、子会社のケミカルリサイクル・ジャパンが出光興産の千葉事業所（千葉県市原市）の隣接地に、使用済みプラスチックをリサイクルする事業所を新設すると発表した。２０２５年度下期に商業運転を開始する予定。

新設する「市原事業所」には油化ケミカルリサイクル装置を設置し、使用済みプラスチックを原料とするケミカルリサイクル油（ＣＲ油）を生産する。使用済みプラスチックの処理能力は年間２万㌧。　生産したＣＲ油は出光興産の既存の石油精製装置や石油化学装置で精製・分解・重合してリニューアブル燃料油やリニューアブル化学品を生産する。資源を循環することで事業の脱炭素化や循環型社会の実現を目指す。