2024年9月05日
全国自動車整備協業協同組合協議会 シニアカーあっせん販売
全国自動車整備協業協同組合協議会(全整協、塚本義人会長)は、高齢者用電動カート(シニアカー)のあっせん販売を始めた。あいおいニッセイ同和自動車研究所(石井禎社長、静岡県裾野市)と連携し、同社が取り扱うシニアカーを紹介する。組合員の新たな収益確保や自動車運転免許証を返納した顧客との関係の維持、地域社会の課題解決などへ貢献できる体制づくりを支援する。
8月開催した2024年度通常総会で定款の一部を変更し、事業目的を追加した。従来、あいおいニッセイ同和自動車研究所が取り扱うシニアカーの販売代理店になれるのは、あいおいニッセイ同和損害保険の保険代理店のみだったが、その制限がなくなったことを受けてあっせん販売を決めた。
販売するシニアカーは福伸電機(宮内健三郎社長、兵庫県福崎町)が開発する「ポルカー」シリーズ。売れ筋の「SPX―4500」モデルは、9時間の充電で29㌔㍍走行できるという。車両はシンプルな構造で、一般的な整備工場でも修理やメンテナンスは可能。代理店の要件として、運搬用のトラックから重量約110㌔㌘の本体を荷下ろし可能なフォークリフトと、顧客宅へ配送する軽トラックの所有などを定めている。
カテゴリー | 社会貢献 |
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対象者 | 一般,自動車業界 |
日刊自動車新聞9月4日掲載