2024年8月30日
いしかわ環境フェア2024 各社、EVなど電動車展示
石川県民の環境意識を高めるイベント「いしかわ環境フェア2024」が24、25日の2日間、石川県産業展示館で開催された。会場では石川県が水素への関心を高める子ども向けプログラムを用意したほか、県下のディーラー各社が協賛し、電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド(PHV)など最新のエコカー試乗会を実施。多くの来場者が各ブランドの電動車を乗り比べた。
イベントは『みんなで‼ストップ温暖化~「デコ活」カーボンニュートラルにつながる新しい豊かな暮らしへ~』をテーマに行われた。地球環境に関するさまざまな展示や体験を通じて環境に優しい生活について考え、実践する契機にすることを目的に開催。会場で使用する電力は再生可能エネルギーを利用するなど、二酸化炭素(CO2)排出量が実質ゼロのイベントとして実施した。
石川県は次世代燃料の一つである水素を使った子ども用向けの「水素キッズパーク」を設置した。燃料電池で動くトラックや飛行機、電車などを用意。小さな子どもたちが親子で乗り込み、次世代エネルギーを体感した。
同コンテンツを企画した生活環境部カーボンニュートラル推進課の寺田早織主任主事は「子どもたちには楽しんでカーボンニュートラルを体験してほしい」と話す。パーク内にはトヨタ自動車の燃料電池車「ミライ」も展示した。
日産自動車は県下の日産ディーラーと「わくわくエコスクール」を開催した。再生可能エネルギーを使ったEVが環境問題を解決する一助になることを説明。また、EVを模擬したモデルカーを使って、豆電球を点灯させたり、走らせる実験も行った。
屋外では、ディーラー各社が試乗会を行った。日産自動車「サクラ」、三菱自動車「eKクロス」、マツダ「CX―30」、三菱「アウトランダ―PHEV」、マツダ「CX―60」、「BMW iX1」、「ミニクーパーSE」を用意。中国EV大手のBYDは、コンパクトSUVのEV「アット3」を展示した。
また、会場内では金沢市内で自動車リサイクル業を手掛ける会宝産業が出展。メタバースのゲームを使って循環経済の重要性をPRした。自動車リサイクル促進センターもブースを構え、シュレッダーダストや分別された素材を展示した。
カテゴリー | 展示会・講演会 |
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対象者 | 一般,自動車業界 |
日刊自動車新聞8月27日掲載