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2018年1月31日

WRC、再び日本で開催へ

世界ラリー選手権(WRC)の日本開催を目指す「WRC世界ラリー選手権 日本ラウンド招致準備委員会」は30日、名古屋市内で開催計画の概要を発表した。車の文化が根付く愛知県と岐阜県を舞台に、2019年11月の開催を目標にする。

「モータースポーツを相撲のような感覚で見てほしい」(WRCプロモーター日本代表の佐藤博之氏)と、小さい子どもから幅広い層まで、多くの人が見て楽しめる機会を日本でも生み出していく。開催地は多くの経済効果も見込め、中部地域の街並みや風景などをイベントに織り交ぜることで、地元のアピールや地域活性化にもつなげる。
同委員会は、トヨタモータースポーツクラブやプロモーターなどで構成する。日本への誘致活動を始めたのは3年前から。国内では北海道で04~08年、10年以来、開催されていない。南米などでも開催される中「日本にないのはおかしい」(佐藤氏)と日本開催に向けた活動を開始した。「小さい子どもに見せないから車離れしていく」(同)と直接目で見て記憶に残る体験を提供することを目的とする。
大会名称(仮称)は「RALLY OF JAPAN(ラリー・オブ・ジャパン)」。愛知県では、名古屋市など6市町村、岐阜県恵那市、中津川市が主な自治体となる。 ラリーの中心地としては、「愛・地球博記念公園(モリコロパーク)」を使用する計画。日本自動車連盟(JAF)にはすでに申請済みで、18年11月にも正式な結果が出る。その後、リハーサルを含めたイベントを経て、19年11月の開催予定。

日刊自動車新聞1月31日掲載

開催日 2018年1月30日
カテゴリー キャンペーン・表彰・記念日
主催者

WRC世界ラリー選手権 日本ラウンド招致準備委員会

対象者 一般,自動車業界