日本自動車会議所（内山田竹志会長）は１１日、２０２４年度定時総会を開催し、新役員体制や重点事業を決定した。総会後の懇親会で内山田会長は自動車メーカーの認証問題に触れ、「自動車産業の信頼を揺るがしかねない大きな問題であると認識している。自動車業界を挙げ、一致団結してこの問題に対処していきたい」と述べた。

２４年度の重点事業のうち税制について、内山田氏は「（今年を）カーボンニュートラル（温室効果ガス排出実質ゼロ）の実現を視野に入れた税体系全体の議論が始まる重要な年と認識している」とし、「税制の合理化、個人負担の軽減を考えながら、政府・与党の皆さんと議論していきたい」と話した。

新任役員は次の通り。

▽副会長＝片山正則日本自動車工業会会長、加藤敏彦日本自動車販売協会連合会会長、茅本隆司日本自動車部品工業会会長▽専務理事＝島﨑豊事務局担当（代表理事）▽監事＝中村知美スバル取締役会長

日刊自動車新聞6月12日掲載