2024年6月11日
5月の国内電動車販売 HV好調で21カ月連続プラス
5月の国内電動車販売(乗用車)は、14万6957台(前年同月比9.7%増)となり、21カ月連続で増加した。燃料高などを背景にハイブリッド車(HV)の販売好調が続いた。一方、電気自動車(EV)は7カ月連続で減少した。乗用車全体に占める電動車の比率は56.2%(同7.0㌽増)に上昇した。
HVの販売台数は14万609台(同13.6%増)と大幅に増加した。トヨタ自動車は「プリウス」の生産停止が響いたが、ホンダが生産制約の解消で7割増となったほか、日産自動車やスズキ、三菱自動車の軽HVも増加した。
一方、EVの販売台数は3795台(同42.0%減)となり、7カ月連続のマイナスとなった。輸入車は増加したが、国内ブランドでEVの販売が最も多い日産の販売が振るわなかった。「サクラ」が1517台(同45.3%減)と新型車効果が一服したほか、「リーフ」(同46.1%減の278台)や「アリア」(同88.7%減の147台)も価格改定の影響などで思うように販売が伸びなかった。
プラグインハイブリッド車(PHV)も3割減だ。トヨタは「クラウン」のPHVが純増となったものの、「ハリアー」PHVの新型車効果が薄れたことなどで4割以上の減少となった。
カテゴリー | 白書・意見書・刊行物 |
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対象者 | 一般,自動車業界 |
日刊自動車新聞6月11日掲載