2024年6月05日
トヨタ紡織 成田空港ラウンジに仮眠スペース設置、実証実験
成田空港のラウンジで最上の仮眠を提供―。トヨタ紡織は5月31日、リラックス機能や仮眠誘導機能を備えた休息スペース「クオリアポッド」を開発したと発表した。3日から成田国際空港内の成田プレミアラウンジに設置し、28日まで実証実験を行い、利用者の声を集めていく。
同社が「MaaSシェアライド空間コンセプト」として開発した車内空間コンセプト「MX221」の最上級グレード「MX Prime」のシートを、車載以外に展開する形で開発された。7カ国語に対応したタッチパネルで利用時間を5分もしくは15分と選択すると、マッサージ機能付きシートがゆりかごのように揺れ、パーソナル音響やアロマオイルなども用いて、利用者を快適な仮眠に誘う仕組みだ。
同社での仮眠誘導機能の実証実験は今回が初めてで、2023年のジャパンモビリティショーでの展示を契機に取り組みが始まったという。移動空間企画本部のリチャード・チャン本部長は実証実験について「多国籍な利用者の声を集め、車の技術を生活空間に広げていきたい」と語った。
カテゴリー | 白書・意見書・刊行物 |
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対象者 | 一般,自動車業界 |
日刊自動車新聞6月3日掲載