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自動車産業インフォメーション

2018年1月24日

日整連公表、整備士6年ぶり増 業界の取り組み成果

日本自動車整備振興会連合会(日整連、橋本一豊会長)が22日に公表した2017年度「自動車分解整備業実態調査の概要」によると、整備士数が6年ぶりに増加したことが明らかになった。17年度は前年比0・5%増の33万6360人となり、12年度以降続いていた減少傾向に歯止めがかかる結果となった。
整備士の人材不足と高齢化への対応に腐心する整備業界の取り組みが一定の成果を出したと見られる。それでも整備士を含む整備要員の総数は同0・2%減の39万9717人となり、日整連が国土交通省に代わって同調査を始めた10年度以来8年ぶりに40万人を割り込む結果となった。
今回のプラス転換を機に業界全体が抱える整備士不足の解消に向かうかは不透明な情勢と言える。
また、近年、増加傾向にある女性整備士だが、17年は27人減の1万908人とわずかながら減少に転じた。整備士数に占める割合は0・1ポイント減少。3・2%となっている。
人材不足とともに深刻化しているのが整備士の高齢化問題だ。17年度は平均45・0歳となり前年度から0・7歳上昇した。専・兼業は0・9歳上昇し49・3歳、ディーラーは0・2歳上昇し35・0歳となった。

日刊自動車新聞1月24日掲載

開催日 2018年1月22日
カテゴリー 白書・意見書・刊行物
主催者

日本自動車整備振興会連合会(日整連)

対象者 自動車業界