2024年5月21日
埼玉工業大学 25年度に国内初「自動運転専攻」開設
埼玉工業大学(埼工大、内山俊一学長、埼玉県深谷市)は、国内初の「自動運転専攻」の開設をはじめ、2025年度から工学部の教育体制を強化すると発表した。専攻を5分野新設して3学科10専攻の学部体制とする。自動運転や人工知能(AI)をはじめとしたデジタルトランスフォーメーション(DX)を見据えて、専門性の高い人材を育成する環境を整える。
自動運転専攻は、工学部情報システム学科に新設する。定員は40人。埼工大自動運転技術センター長の渡部大志教授らにより公道走行距離1万㌔㍍を突破した自動運転バスの研究実績を生かして、知識や技術をハード・ソフトウエアの両面から学んでもらい、エンジニアの輩出を目指す。渡部教授は今年度から副学長に昇格、新専攻創設の陣頭指揮を執る。同学科は専攻新設に合わせて定員を50人増の200人に増やす。
さらに工学部では機械工学科に「IT応用機械専攻」「AIロボティクス専攻」、生命環境化学科に「バイオサイエンス専攻」「環境・クリーンエネルギー専攻」をそれぞれ新設。学部全体の定員数は従来通り360人だが、専攻を増やしてより専門性の高い教育に取り組む考えだ。文理融合型の人間社会学部情報社会学科は、専攻を「IT経営専攻」と「メディアデザイン専攻」に再編する。
カテゴリー | 白書・意見書・刊行物 |
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対象者 | 大学・専門学校,自動車業界 |
日刊自動車新聞5月20日掲載