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自動車産業インフォメーション

2024年5月07日

ネクスコ中日本、車両火災防止へ 日常点検や出発前点検の徹底呼びかけ

中日本高速道路(ネクスコ中日本、小室俊二社長)が車両火災防止を呼びかけている。同社管轄の高速道路では月平均2回の車両火災が発生しており、通行止め時間は平均で5時間以上にも渡る。特に大型車の発生事案が多いことから、日常点検や出発前点検の徹底を呼びかけている。

ネクスコ中日本管内における車両火災を原因とする通行止めは年間30件弱発生している。2021年は28件、22年は26件、23年は28件となっており、通行止めを伴わない車両火災も多数発生している状況だ。

車両火災は道路インフラに多大な損害を与えるだけでなく、物流網にも大きな影響を与える。加えて、車両火災によって道路や設備が損傷した場合は、道路法(第58条第1項)に基づき、復旧に要した費用はドライバー本人や雇用主に請求されることになっている。

車両火災の原因はエンジントラブルやタイヤバーストに起因するものなどさまざまだが、とくに大型トラックなど商用車の発生頻度が高い。ただ、乗用車の火災も発生しており、大型連休を迎える中、車両の日常・出発前点検の徹底を心がけることが求められる。

カテゴリー 交通安全
対象者 一般,自動車業界

日刊自動車新聞4月30日掲載