2024年3月19日
交通遺児育英会 東京・日野市の学生寮「心塾」建て替え完了
交通遺児育英会(石橋健一会長)が進めていた交通遺児の学生寮「心塾」(東京都日野市)の建て替え工事が完了した。4月に正式オープンする。
心塾は、1978年に「東京の大学で勉強したい」という地方で暮らす交通遺児の進学を支援するため開設。「暖かい心」「広い視野」「行動力」「国際力」を兼ね備えた人材育成に力をいれており、開設から2022年までの間には813人の学生の暮らしと学業を支えた。こうした中、老朽化が進んだため2年前に建て替えに着手した。
新築された「心塾」の定員は68人(男女34人ずつ)。建屋は鉄筋コンクリート構造の地上4階建てで全館耐震・防音・省エネ構造。冷暖房完備の1人部屋は19・12平方㍍のスペースで、ベッド、机、靴箱やトイレ、シャワー、冷蔵庫、洗濯機を備える。また、障害を持つ学生に配慮してバリアフリータイプを6部屋用意した。共有スペースの大浴場、研究室、食堂、ラウンジ、イベントホールもバリアフリー対応だ。常駐管理人が365日24時間体制で待機。寮費は月額1万円(朝夕2食付・水道光熱費込み)とする。
カテゴリー | 交通安全 |
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対象者 | 大学・専門学校,自動車業界 |
日刊自動車新聞3月15日掲載