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2024年3月15日

石川県小松市 JR駅と空港間の自動運転バス、通年運行開始

石川県小松市は、JR小松駅と小松空港を直接結ぶ自動運転バスの通年運行を開始したと発表した。JR小松駅と小松空港間を自動運転「レベル2」(高度な運転支援)で1日に5・5往復走行し、北陸新幹線小松駅の開業に合わせて2拠点間のさらなるアクセス向上を図る。2025年度以降の「レベル4」(特定条件下における完全自動運転)の導入も目指す。

小松市では、23年10月から24年3月3日までJR小松駅から小松空港間で自動運転バスの長期試験走行を実施した。ティアフォー(加藤真平社長、名古屋市中村区)やボードリー(佐治友基社長、東京都港区)、アイサンテクノロジー、損害保険ジャパンの各社が参画し、知見やノウハウを得たという。ティアフォー製の自動運転バス「ミニバス」と同社の自動運転ソフト「オートウエア」、ボードリーの自動運転車両運行管理プラットフォーム、アイサンテクノロジーの高精度3次元地図データなどを用いた。

自動運転バスは片道4・4㌔㍍の区間を約15分間で走行する。小松駅発6本、小松空港発5本の計11本を運行し、運賃は大人280円、小児が140円。

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
対象者 一般,自動車業界

日刊自動車新聞3月15日掲載