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2024年3月14日

トーヨータイヤ 同志社大と包括的連携協定

トーヨータイヤは8日、同志社大学と5年間の包括的連携協定を締結した。同社が1億円を拠出し、次世代タイヤ技術をはじめとする研究開発や人材育成・交流などの分野で協業する。

トーヨータイヤが学術機関と包括連携を結ぶのは初めて。「同志社―トーヨータイヤ連携プロジェクト」を4月から始める。初年度は主にサステイナビリティー材料の研究、データ解析、タイヤ向け新素材の研究、タイヤの振動や騒音の抑制技術研究―の4分野での連携を想定する。成果はエアレスタイヤに用いる樹脂材の強度解析など、同社が実用化を進める技術や商品に生かす。インターンシップ学生の受け入れ拡大や、社員が同大で学べるプログラムの設置なども進める。

両者は、タイヤ騒音の音源探査に関して共同研究に取り組んでいたほか、奨学金の拠出やインターンシップなどで関係が深い。同大OBでもある清水隆史社長は「関西に本社を置く企業として、京阪神の大学とは互いによく知る関係だ。協定を機に距離をいっそう縮めるとともに、人材確保にもつなげたい」と語った。

カテゴリー 白書・意見書・刊行物
対象者 大学・専門学校,自動車業界

日刊自動車新聞3月11日掲載