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2024年2月29日

マツダ 北米市場支えるメキシコ工場、操業開始10周年で記念式典

【サラマンカ市(メキシコ)】マツダは24日(現地時間)、メキシコ工場(グアナファト州サラマンカ市)の操業開始から10周年を迎えたことを祝い、記念式典を同工場で開いた。毛籠勝弘社長兼最高経営責任者(CEO)は「マツダが最重要と位置付けている北米市場の販売台数は50万台と過去最高記録となった。メキシコ工場製の商品は3分の1を占め、今後成長を期待する北米市場を支える工場として重要な役割を果たしつつある」と語った。

メキシコ工場(マツダデメヒコビークルオペレーション、MMVO)は、2014年1月に操業開始し、今年1月末までに163万76台を生産した。発足当時は住友商事との共同出資で立ち上げたが、今はマツダの全額出資子会社だ。海外生産拠点としては、台数ベースで中国、タイ、米国を凌(しの)ぐ最大規模を誇る。操業当初は「マツダ3」を生産していたが、現在はマツダ3に加え「マツダ2」、SUV「CX―3」「CX―30」の4車種を生産する。15~20年にはトヨタ「ヤリス」も受託生産していた。23年の生産台数は、20万2506台(前年比36・8%増)だ。

マツダの主力市場である米国向けの輸出拠点としての役割を担う。現在は生産車の6割が米国、3割がメキシコ、中南米をはじめその他の国向けが1割弱を占める。式典には、グアナファト州のディエゴ・シヌエ・ロドリゲス・バジェホ州知事をはじめ、地元自治体や在メキシコ日本大使館などの関係者も出席して10周年を祝った。

カテゴリー キャンペーン・表彰・記念日
対象者 自動車業界

日刊自動車新聞2月27日掲載