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2024年1月18日

「ジャパンモビリティショー」来場者動向調査 次世代エリアが人気

ソフトバンク子会社で位置情報を活用したビッグデータ事業を手がけるアグープ(柴山和久社長兼CEO、東京都渋谷区)は、「ジャパンモビリティショー2023」(10月26日~11月5日開催)の来場者の動向を調査した結果を公表した。これによると特に中高年層に支持され、「次世代モビリティ関連」エリアの人気が高かったことがデータから判明した。また、今回初めて訪れた新規来場者も3割に上った。

10歳代~60歳代の来場者442人から回答を得た。同社が提供するスマートフォンアプリ「アルコイン」を通じて位置情報データを活用した「エリアアンケート」を実施した。

来場者は50歳代が全体の約31%を占め、40歳代が約25%と続いた。10歳代以下は3%で、特に中高年からの支持が厚かった。また、来場回数も「3回以上」が過半数を占め、リピーター層に支えられていることが示された。一方で「今回が初めて」と答えた来場者も33・3%に及び、新規層の獲得にも一定程度の効果が見えた。

「最も興味を持ったエリアやブース」の質問では「次世代モビリティ関連」との回答が64・5%と圧倒的だった。同社の実際の人流データでもこのブースの混雑度が最も高かった。また、周辺3駅からの人流データを分析したところ、新交通「ゆりかもめ」の有明駅からの人流が少なかったことから、同社は「最も混雑状況を回避できる最短ルート」としている。

同社はコロナ禍による密を避けるための人流調査データで注目を集めた。今後も自社アプリと人流データの分析から、より良いサービスの提供と市場理解の深化を目指していくとしている。

カテゴリー 展示会・講演会
対象者 一般,自動車業界

日刊自動車新聞1月17日掲載