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2018年1月10日

社員の善意で国際貢献 カンボジアへ図書館、井戸を寄贈 岐阜・丸栄石油

丸栄石油(岐阜県岐阜市、澤田栄社長、出光系)が社員の善意の募金などを基にカンボジアの小学校に建設していた図書館が先ごろ完成し、現地で寄贈の催しが盛大に行われた。

児童や地域住民に囲まれ、州知事から感謝状を授与された澤田社長は「発展途上の国を励まそうと現地入りしたのに予想以上の大歓迎を受け、逆に元気をもらってきた」と笑顔で振り返った。

同社は実兄が経営するガス事業(マルエイなどグループ)9社と協力。社長以下役員や社員が毎月1口100円以上の善意の募金を集め『幸せ創造基金』として社会貢献活動を展開している。

岐阜県自慢の清流・長良川の清掃活動を社員や家族が毎年2回実施したり、里山の植林など地域のために力を注いでいる。東日本大震災の際も福島県南相馬市に出向いて、義援金や水のペットボトルを大量に贈り被災地を励ました。

こうした「幸せ創造基金」の活動は海外にまで及びインドネシア・バリ島での植樹は毎年恒例となっている。特に力を入れているのが、長期に及んだ内戦で荒れ果てたカンボジアの救済。戦時の地雷撤去などインフラ整備さえ進まない地域に、暮らしには欠かせない水を提供しようと社員を派遣して井戸掘りを続けた。水質検査を行い、村々にプレゼントした井戸はこれまでに15基にも。完成した井戸には、日本語で人々の知恵と良い友を意味する「良和の泉」のプレートが張られ「マルエイ幸せ創造基金」と記されている。続いて取り組んだのが教育や識字率を高めるための図書館設置。ミライを担う子供たちの自立を支援しようと2014年、図書館を建設して学校に絵本などと一緒に寄贈。2館目の今回は東部コンポンチャム州のトールプレアクラン小学校に建設した。

帰国した澤田社長は「1人ではなかななできないことでも力を合わせれば、毎月100円の善意が大きな効果を生むことをみんながかみしめている」とさわやかな表情で話した。

ぜんせき1月10日掲載

カテゴリー 社会貢献
主催者

丸栄石油㈱、㈱マルエイ

開催地 丸栄石油(岐阜県岐阜市東興町48(丸栄ビル)
対象者 自動車業界